満洲屋の由来

満洲屋旅館は初代・「梅じい」と「かずさん」のふたりが、大正11年(1922)に商人宿として開業しました。

 

さかのぼること明治41年(1908)、大工職人だった「梅じい」と「かずさん」のふたりは、建築事業で成功する事を夢にみて中国大陸へ進出。九州・門司から海を渡り、大連、満洲里(現・中国)、ロシアへと、各地で建築仕事を請け負いながら過ごした苦難の12年間を経るも、体調崩し、大正9年(1920)に郷里・郡上八幡へ帰郷しました。

 

おりしもその前年、郡上八幡は大火に見舞われており、町の復興に寄せて訪れていた芝居一座「朝日座」が活躍していました。この一座の指定宿泊所として、ふたりは開業の申請をしました。

 

当時の八幡警察署長が宿の名付け親となり、満洲を巡って来たふたりの由縁を以って「満洲屋」と称し、大正11年(1922)より商人宿として営業をはじめました。その頃大衆に印象深かった『満洲』の名前は、郡上八幡一円に知れ渡り、料理旅館として多くの皆様にご愛顧をいただくようになりました。

 

現在、三代目が営業を受け継ぎ、おかげさまで創業96年目を迎えました。